手のひらにすっぽり入るコインケース。
一枚のパターンを折り紙のように折り込むことで、コイン室1つとカード室2つの3つの収納スペースを作っています。
●どんな作り方?
0.9ミリの厚みに均一にスライスしたレザーを荒断ちし、目止め加工を施し本断ちします。切断面(コバ)はコバ剤を染み込ませた後玉ネンでしっかりと熱を入れながら丸くし、持ちを良くしてあります。その後金具を仕込み組み立てます。
●使っている素材はどんなもの?
日々使っていく上でのエイジングはレザーアイテムの大きな魅力の一つですが、l.w.leatherが使用している2種類のレザーはその魅力を存分に感じていただける最高のものです。
*レザーについての詳細は下記に記載しているl.w.leatherの革のことで触れていますのでお読みください。
お財布で真っ先に劣化してしまうステッチですが、コンパクトウォレットはステッチ部分を最小限に抑えた構造のため傷みにくく長持ちします。
ミシンを使用したレザー製品によく使われているものはポリエステル100%などの化学繊維でできた糸が多いです。
強度もあり光沢が美しく価格も扱いやすい為非常に使いやすいです。
せっかく魅力的なレザーを使っているl.w.leatherの製品は糸にもこだわりたいという思いから、フランスから取り寄せているミシン糸を使用しています。
ポリエステル100%の糸にに比べると密度が高く、質感はマットでありながら適度な艶もありレザーとの相性が非常に良いです。
ホック金具にはレザーとの相性が良い真鍮製のものを使用しています。
真鍮素材は経年により色が暗く落ち着いてきてアンティークの良さに変化していきます。
金属なのにレザーと同じような温もりを感じさせてくれる素材です。
小銭の収納力は100円玉でいうと20枚くらい、前後のポケットにカードを1〜2枚程度入れておくと小銭が出て来る心配はありません。
逆さにしてぶんぶん振るなどしてしまうと小銭が横から出てきてしまうことがあります。
鞄に入れて飛んで跳ねてエキサイトするようなシーンでのご使用はオススメしません。
少し変わった構造のため、多少のクセがありますが、ご理解くださる方には面白い構造だと思います。
サイズ
高さ 6.5㎝ 幅 9㎝ 厚み 2㎝
本革を使用しておりますので、天然のシワ、色の濃淡など個体によって差があります。
写真と実物ではシワの入り具合や色味が異なる場合がありますが、天然の素材特有のものとしてご理解の上ご購入くださいませ。
l.w.leatherの製品に使用しているレザーは裁断した後に目止め加工という、レザーの内側の繊維を寝かせる処置をしております。内側がツルッとするのでしていないものに比べると使用感、良いです。
使用しているレザーのこと。
シンプルだからこそ素材は最高のものを。
1つは、イタリア産のオイルレザーSIBILLA(ブラウン)。
植物タンニン鞣しのエキスパートタンナー、TEMPESTI。
原皮にこだわり、時間をかけてじっくりと鞣されたオイルレザーは世界中のレザーラバーの心をわしづかみにしています。
SIBILLAは、TEMPESTI社のメジャーどころMAINEをベースに加工し、表面に天然ワックスを薄く塗布しています。
ムラのある仕上げで、裁断する場所により一つ一つの表情が違ってきます。
審査基準が厳格なイタリア・ベジタブルタンニンレザー組合に加盟しているTEMPESTI社製の高品質のオイルレザーは時を重ねると共に素晴らしい表情を見せてくれます。
2つめは、フランス産のライニングカーフ(ブラック)。
フランスボックスカーフの最高峰クリエイト集団、DU PUY。
こちらは世界のハイブランドに愛されるボックスカーフを作ってきたフランスのタンナーです。
ライニングレザーといわれるレザーは、靴の内側の素材として作られたレザーです。
その表面は柔らかくしっとりつやつや、永遠に触っていたくなるほどのきめ細かな肌触りです。
適度なハリがあるためマットな質感と合わさって高級感の感じられるレザーです。
使っていく度に見せてくれるエイジングはイタリアのレザーに負けていません。